2024年04月02日

2024年 ファンサカmini 第6節メンバー

まずは前節の振り返りから。


やや上向いた感触で迎えた前節。3月末のいわゆる「年度の締め」に行われた試合であり、
「終わり良ければ総て良し」の気持ちだったが、結果は得点者なしで、いい所がなく終わって
しまった。

幸いと言うべきか、落ち込む暇もなく、すぐに次の試合が迫ってきており、以下からさっそく
考察に入りたい。

今節は背番号ネタからで、今回は背番号「30」の選手を狙ってみたい。昨年の第6節ではこの
背番号を付ける浦和の興梠慎三がゴールを挙げているが、2018年の第6節ではハットトリックを
達成し、2017年の第6節にも得点を記録している。

興梠以外では2023年に瀬川祐輔、2022年にも西村拓真がゴールを挙げている。2021年に
該当者は出なかったが、2020年はエジガル・ジュニオ。2019年にも柴崎晃誠が該当の得点を
記録しており、1年に1人のペースで得点者が出ている。

未得点の「30」の中で最もプレーする確率が高いのは鹿島の名古新太郎だと思うが、ここは
湘南の鈴木淳之介を起用してみたい。

当ブログは第2節で東京Vの「3人の山田」に注目したが、湘南には「3人の鈴木」が所属している。
FWの鈴木章斗はここまでの5試合で3得点。ルキアンとのコンビを確立しつつあり、町野修斗、
大橋祐紀に続く、チームの日本人エースとして名乗りを上げている。

もう1人は鈴木雄斗。この鈴木雄斗はまだ得点には絡んでいないが、開幕節からの5試合すべて
に先発出場しており、ここまでは「2人の鈴木」がチームの大きな原動力となっている。

と、なれば今節は最後の1人であるこの鈴木淳之介の出番だろう。今年はすべて途中出場
ではあるが、開幕から連続で4試合に出場。前節がベンチ外だった点は気になるが、
今節は再びメンバー入りを果たし、試合終盤に貴重なゴールを決めてくれるだろう。

続いて G大阪−京都 のカードからG大阪の選手を起用する。このカードは京都がJ1に復帰した
2022年からはカップ戦を含めて6試合が行われ、G大阪は計7得点を記録しているが、この7得点
の得点者が固定されている傾向がある
のだ。

内訳はダワン石毛秀樹福田湧矢の3人が2得点。残り1得点が食野亮太郎という形になっている。
この中でFWであるのは食野1人のみで、2得点の3選手はMF。得点源であるはずの宇佐美貴史や
対戦時に所属していたパトリックやレアンドロ・ペレイラといった外国籍FW選手の得点がない点が
面白い。

起用は2得点を挙げているMFの3人としたいところだが、福田湧矢は今年の1月に左腓骨筋腱の
手術を受けておりプレー不可。よってダワン石毛秀樹の2人に留めたい。特に石毛はG大阪に
加入後の4得点のうち、2得点が京都戦であり、期待がもてそうだ。

さて、冒頭でも触れたように今節は試合間隔が短く、水曜日に行われれる事になっているが、
最後はこの「水曜日の試合」の観点からの起用になる。

言うまでもないが、Jリーグの試合は金〜日の週末に行われる事が原則となっている。他の曜日に
行われる場合もあるが、その場合は試合日が集客が見込める祝日であったり、今年も第3節の
横浜M−G大阪がそうであるようにACLに出場中のチームの日程を考慮した振替ゲームの場合が
ほとんど。今節のような「平日の水曜で全試合が一斉開催のJ1」はかなり珍しい形になる。

ちなみに2023年で「平日の水曜で全試合が一斉開催のJ1」は該当節がなく、今回の開催は
2022年の第20節以来という事になる。

今回、当ブログは試合日が祝日であったり、ACLの振替試合なども含めて、2019年〜2023年に
行われた水曜日の試合の得点者を調べてみた。新型コロナの影響で大幅な日程変更があった
2020年に水曜日の試合が多く、5年間の延べ得点は約600得点。多くの選手が複数得点を
記録しており、切り口はいくらでもありそうだが、今回はここから4人を起用してみた。

1人目は神戸のDFである菊池流帆。2020年から神戸でプレーする菊池だが、これまでに神戸で
記録した得点は9得点、そのうち2021年の第5節・第19節・第26節のゴールと2022年の第26節に
挙げたゴールが水曜日の試合であり、全9得点中、4得点が水曜日の試合と好相性だ。

2023年は左膝前十字靱帯の怪我で第2節と第3節のわずか2試合のみの出場に終わっていたが、
前節で久しぶりにピッチに立っている。今節は先発の可能性もあり、自らの復帰を祝うゴールを
決めてくれそうだ。

また「名前が3文字の外国籍選手」も狙い目の1つ。実は上記で起用したG大阪のダワンが過去の
得点者の1人で、2023年の第11節と2022年の第7節という水曜日の2試合でゴールを記録している。

さらに2022年の第15節では湘南でプレーしたタリク。2021年の第3節では福岡のカウエといった
選手が該当ゴールを挙げている。

現在のJ1で「名前が3文字の外国籍選手」の条件を満たす選手は3名いる。このうちの1人が
ダワンだが、狙いは違うが、既に起用済。もう1人が町田のエリキだが、現在は故障中で今節の
プレーはないはずだ。

と、いう事で起用は残った1人。柏のジエゴになる。鳥栖に所属し、32試合に出場した2022年は
2得点、柏に移った昨年は14試合で1得点だったが、2022年は4アシスト、昨年も2アシストとDF
でありながらアシストは多い選手。この中には今節の相手であるC大阪戦で記録されたもの
(2022年・第29節)も含まれており、期待できそうだ。  

残り2人は同じ視点からの起用。「背番号20のFWの選手」だ。

水曜日の試合ではこの条件を満たす選手が好相性のようで、例えば知念慶がその1人。
2023年から所属する鹿島では背番号が「13」となり、現在はこの条件を満たさない選手に
なっているが、5年間所属していた川崎で「20」を付けていた選手だ。

この知念が2022年の第7節を始めとして水曜日の試合で4得点。ちなみにプロ初ゴールは
2017年のルヴァンカップの試合だったが、この得点も水曜日に記録されている。

当ブログの終身名誉起用メンバーである長沢駿もこの1人。今年でプロ18年目、36歳になる
長沢だが、この長沢もJ1チーム所属で背番号「20」であった時期に2020年の第6節を初めと
して水曜日の試合はここまで5得点を記録している。

日本人選手だけでなく、外国籍選手でもこの傾向にマッチしている選手がいた。鹿島とFC東京に
所属歴があるレアンドロが該当者。鹿島では「11」を付けていたので、該当はFC東京所属時のみ
になるが、2020年〜2022年にわたって水曜日の試合で7得点を記録している。

その他、加藤陸次樹ヤン・マテウスが3得点を記録しているなど「背番号20のFWの選手」は
水曜日の試合で好実績を残しており、今回はこの点に注目した起用になる。

ここからの狙いの1人目は東京Vの木村勇大。2022年から1年半所属した京都では無得点。
育成型期限付き移籍でプレーした金沢でも10試合で1得点と結果が出せなかったが、
東京Vに移ってからは4試合で既に2得点。ブレイクの兆しを見せつつあり、自身も
大きな手応えを感じている事だろう。

チームは中3日でアウエー・湘南戦に挑むが、自身の前節は移籍元の京都との対戦であったため
プレーしておらず、休養十分。これまでの2得点もアウエーである点も好材料。同じく2得点の
山田楓喜に比べると注目度も低く、得点があれば高fpが期待できそうだ。

もう1人が川崎の山田新。上記の木村勇大も今、勢いを持っている選手で非常に有力だが、
当ブログは山田の方が上と考え、今節のキャプに指名している。

理由は「途中出場が見込まれる事」。実は「背番号20のFW」の得点は「途中出場からの得点」が
かなり多い
のだ。

知念慶は計4得点のうち、2得点が途中出場からであり、3得点の加藤陸次樹も同じく2得点が
途中出場から。レアンドロと長沢駿、ヤン・マテウスも1得点を途中出場から記録している。

さらに横浜や浦和でプレーしたマルティネスが2021年の第10節で途中出場からゴール。
得点節は省略するが、宮代大聖と永井龍、鳥栖でプレーしていたレンゾ・ロペスといった選手も
「背番号20のFW」として2020年の水曜日の試合で途中出場から得点を挙げている。

そして、この山田新が「得点するなら途中出場」の選手。山田がプロ入りしてからこれまでの
得点はカップ戦や天皇杯でのゴールを含めて8得点だが、そのうちの6得点が途中出場から記録
されたもの。今年はここまで2得点を挙げているが、なぜか先発した第3節と第4節での得点はなく、
2得点のいずれもが、途中出場から挙げたものだ。
(※)1得点はPKだが、その得点も途中出場後の自らのプレーでPKを獲得したもの

さらに、山田をキャプにした理由がもう1つある。それが名前の「新」。暦が4月に替わり
入学や入社、転勤などで新しい環境に入る方も多いはずで、今節にピッタリな名前だと考えた。
当ブログも今節はこの山田のゴールで新年度のスタートを華々しく飾りたいと考えている。


(※)次回更新は5日(金)の夜の予定です。
posted by sakasaka at 20:50 | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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