いつものように前節の振り返りから。
未定としていたFW2人は起用順位1位の林大地の怪我の情報を見落としていたため
京都のラファエル・エリアスと浦和の二田理央とした。結果としてこの2人のゴールは
なかったが、キャプとした遠藤渓太が当ブログの期待に見事に応えてくれた。
起用の根拠とした「NHK-BS中継」は現時点では第28節までのスケジュールが確認できるが、
これで終了ではなく、今後、第29節以降の中継予定が追加されていくのだろう。
これらのカードの中にFC東京戦が含まれていれば、遠藤の起用チャンス。敢えて名前を
挙げる事はしないが、メンバーに加える予定だ。
もう1つの狙いであった「40番以上のFW」についても広島の大橋祐紀はともかく、
人気薄だったC大阪のヴィトール・ブエノ(背番号:55)がゴールを挙げ、20fpを記録。
ジンクスも継続する形になっている。 小休止前の今節も独自の視点から高fp選手を
狙っていきたい。
以下からが考察。まずは名前ネタからで、ここからは「名前に『輝』が入る選手」を
起用してみたい。
2023年の第24節は鳥栖の樽原慶輝、2022年はFC東京の仲川輝人に得点があり、
仲川は2018年にもゴールを挙げている。2019年と2021年に該当者は出なかったが、
2020年は大分の野村直輝が得点を挙げており、2017年には藤春廣輝にゴールがある。
「輝」が名前に含まれる選手も鹿島の安西幸輝や浦和の前田直輝などがおり、全員は
起用できないが、絞り込みはシンプルだ。上で名前を挙げた過去の得点者はすべて
「アウエーの選手」だったのだ。
よって、鹿島の安西や浦和の前田など、今節がホームゲームとなる選手達は今回の
起用候補から外れ、条件を満たす「輝」の選手は6名までに減少する。
6名の候補者のうち東京Vの深澤大輝、湘南の山田直輝、京都の塚川孝輝の3名は
前節でベンチ外となっており、この3名も今節のプレーが見込めないとして除外する。
結果としてこの狙いから起用するのは残りの3選手になる。
札幌の菅大輝と東京Vの林尚輝。そして、前節も起用したFC東京の仲川輝人になる。
中でも期待したいのは仲川。まず、上で紹介したように2022年と2018年の第24節に
得点がある点を素直に評価したい。
今節の相手は鹿島となるが、仲川は鹿島に対しては12試合(806分)で4得点。
さらに2018年の第11節と2020年の第5節、2018年のカップ戦ではアシストを記録
(計3アシスト)しており、好相性であるチームだ。今年の初戦となった第7節でも
ゴールがあり、狙いは得点王となった2019年同様の「シーズンダブル」になる。
ちなみに余談だが、身長161pと一般男性としても小柄な仲川だが、対鹿島戦の
4得点のうち、2得点を「ヘディング」で決めている点が面白い。今年の第7節と
その1つ前の得点となる2019年の第22節の得点がヘディングによるものだった。
ファンサカminiのポイントには全く関係しないが、今節の得点もヘディングで決めて
くれる事を期待してみたい。
以下は対戦カードからの起用。今節は C大阪−新潟 からで、起用はC大阪の選手になる。
突然だが、下表をご覧いただきたい。研究室さんのデータをもとにこの対戦カードの
C大阪の得点者をまとめたものだが、赤字の選手には1つの共通点があるのだ。
(※ カッコ内の数字は得点数)
答えは「月の上旬生まれである事」 例えば、レオ・セアラは2月3日生まれであり、
加藤陸次樹は8月6日生まれであるように、赤字の選手は「月の1日〜10日生まれ」
であり、計41得点のうち、半分以上の26得点がこの赤字の選手によって記録されている。
当然ながら、チームには月の中旬(11日〜20日)や下旬(21日〜末日)生まれの選手も
在籍しており、割合で考えれば41得点の3分の1となる14点程度となるはずだが、
これまでの結果はこれを大きく上回る数字となっており、今回はこの点を狙っての
起用になる。
条件を満たす選手の中で最も得点が期待できるのはレオ・セアラだが、現時点の
得点王であるこの選手は当ブログでは起用しない選手であり、メンバーには入って
いない。
DFの進藤亮佑が6月7日生まれ、MFの喜田陽が7月4日生まれだが、共にここまでの
出場がなく、今節のプレーも難しいだろう。過去の得点者でもあるDFの山下達也は
11月7日生まれだが、ここまでは3試合の出場で、わずか17分のプレー。FWでは
山田寛人が3月7日生まれだが、リーグ戦では第18節以降、ベンチ外が続いており、
この2人も起用の優先度は下げざるを得ない。
残る該当者はDFの鳥海浩司(5月9日)、MFのカピシャーバ(1月9日)と柴山昌也(7月2日)
FWのヴィトール・ブエノ(9月5日)の4名になる。ただし、ヴィトール・ブエノは
ファンサカminiの起用枠(FWは3人まで)の関係で起用ができないので、メンバー入りは
鳥海以下の3名になる。
最後はまた別の視点からの起用。今回は「J1リーグ戦の初ゴール(以下:J1初ゴール)」
に注目した起用になる。
おそらく当ブログでも初めてになる着目点だろう。各節が終了すると当ブログなりに
得点者を確認しているが、第22節でこの「J1初ゴール」を挙げた選手が多く、
これを起用の狙いの1つとして使えないか?と思い立ったのが今回の出発点になる。
例えば第22節で「J1初ゴール」を挙げた選手としては鹿島の師岡柊生がいる。
この師岡は2023年にプロとなった選手だが、天皇杯やカップ戦を含めて
これまでゴールがなかったため、今回のゴールはJ1初ゴールであると同時に
プロ入り初ゴールとなっていた。
また、今回は天皇杯やカップ戦ではゴールがあったが、リーグ戦では初ゴールと
なった選手も該当者として扱う。このケースに該当するのが湘南の石井久継で、
石井は2023年の天皇杯でゴールを挙げていたが、第22節のゴールがうれしい
J1初ゴールとなった選手だ。
さらに、下位カテゴリーで得点があったが、J1では初ゴールとなった選手も今回の
該当者としてカウントする。具体例が鳥栖の山崎浩介で、J2では6得点を記録して
いたが、J1では第22節で挙げたゴールが初ゴールだった選手だ。
では、具体的に狙いの選手を挙げていきたい。まずは背番号「30」の選手。
今年のここまでを振り返るとこの「30」の選手の初ゴールが目立っているのだ。
まず、第8節では神戸の山内翔がゴールを決めているが、この選手はJ1初ゴールが
プロ初ゴールであった選手。第14節では新潟の奥村仁にゴールがあるが、奥村も
このゴールがプロ初ゴールだった選手だ。
第21節では福岡の重見柾斗、第22節ではFC東京の岡哲平もゴールを挙げているが、
いずれも今回のゴールがプロ初ゴールであった選手で、この4選手が「30」を付けて
いる選手なのだ。
背番号「30」の選手は上記4名の他には8名いるが、鹿島の名古新太郎や浦和の
興梠慎三などは既に得点を挙げた事がある選手であり、今回の起用候補から外れる
形となる。
また、東京Vの白井亮丞や京都の飯田陸斗はまだJ1リーグ戦でのゴールがないが、
今年のリーグ戦でのプレーがなく、おそらく今節もプレーはないだろう。
結果として残ったのは1人。札幌の田中宏武になる。田中は今年のルヴァンカップで
ゴールを挙げているが、リーグ戦ではまだゴールがなく、今回の起用条件に合致する
選手。もちろん背番号も「30」だ。
ここまでのリーグ戦出場は8試合と少ないが、第20節以降は連続して出場している。
ご存知のとおり札幌は残留に向けての補強を相次いで行っているが、これらの新戦力が
本格的にプレーするのは次節以降となりそうで、今節までは田中の出場は見込めそうだ。
上記のとおり、同じ「30」の選手の初ゴールが続いており、今節の田中にも奇跡の残留の
狼煙となるゴールを期待してみたい。
「J1初ゴール」からの狙いは1つだけなく、他にもある。ここでは「出生年」に注目してみた。
「J1初ゴール」へ至る道は人それぞれだろう。プロ入り間もない 18〜19歳程度の選手が
ゴールを決めるケースがあれば、J2以下の下位カテゴリーからステップアップし、ようやく
辿り着いたJ1で初ゴールを決める選手もいると思うが、ここでは前者の若い選手の初ゴール
を狙ってみたい。
狙いは「2005年生まれ」で、当ブログの年齢で言うと19歳(2024−2005=19)の選手。
今年の該当者の1人が上でも名前がある湘南の石井久継で、この石井が2005年生まれの1人だ。
京都の平賀大空も2005年生まれで第11節に初ゴールを挙げた選手。同じ京都の安齋悠人も
同年の生まれで開幕節で初ゴールを挙げている。
さらに横浜Mの塩貝健人も2005年生まれだが、塩貝も今年の第8節でJ1初ゴールを記録
した選手。札幌の原康介も第4節で該当のゴールを決めており、ここまでのリーグ戦で
5名の2005年生まれの選手が「J1初ゴール」を記録しているのだ。
「2005年生まれの選手」の該当者は複数いるが、起用にあたっての大きな壁となるのが
「ベンチ入りできるか?」という点になる。実は「30」の考察で名前を挙げた東京Vの白井と
京都の飯田も2005年生まれの選手で、条件的にはピッタリの選手なのだが、現実には
「ベンチ入りが見込めない」という状況であり、事実上、起用ができない選手になる。
他チームの2005年生まれの選手も概ね同じ状況だが、1人だけ今節のプレーが見込める
未得点の2005年生まれの選手がいた。それが鳥栖の堺屋佳介になる。
この堺屋も第22節まではほとんどプレー機会がない選手であり、当初は「2005年生まれ」
からの起用は行わない予定だった。
ところが、この堺屋が前節でいきなりの先発起用となっていた。今節、出場するかは
同じく前節でいきなりベンチ外となっていたマルセロ・ヒアンの動向次第だと思うが、
引き続いてのプレーはあり得ると判断して今回のメンバーに急遽加える事とした。
最後は今節のキャプ。今回は東京Vの選手を起用している。
この東京Vからも「J1初ゴール」の選手が複数出ている。やや意外だが、FWの木村勇大
が該当者。2022年〜2023年にかけて京都に在籍していたが、ここではリーグ戦でゴール
を挙げる事ができず、今年の第2節の浦和戦でのゴールがJ1初ゴールであり、以後は
得点を重ね、現在までに9得点を記録している。
また、MFの見木友哉も該当者。2021年には14得点を記録している見木だが、これはJ2の
千葉所属時の話。J1は今年が初挑戦となっており、第8節のFC東京戦が初ゴールだった
選手だ。
その他、得点節などは省略するが、DFの谷口栄斗やMFの松橋優安がJ1初ゴールを
挙げているが、ここから狙ってみたい選手が1人いる。
それがMFの綱島悠斗。ここで紹介した木村・見木・谷口・松橋の4名のうち、木村以外の
3名が神奈川県出身の選手であり、綱島も神奈川県出身である点からの起用になる。
綱島以外にも神奈川県出身の選手としてMFの斉藤功佑と山本丈偉がいるが、斉藤は
前所属の横浜FCでJ1リーグ戦でのゴールがあり、山本はここまでのリーグ戦での出場が
ない選手。よって、「出場が見込め、神奈川県出身でJ1でのゴールがない選手」として
起用できるのは綱島しかいない形になっている。
さらに綱島は国士館大学出身の選手だが、谷口栄斗がこの国士館大卒の選手になる。
また、「東京ヴェルディジュニア」など、東京Vの下部組織出身でもあるが、谷口に加え、
松橋・木村も同組織出身であるなど、神奈川県出身以外でも今年のJ1初ゴール選手との
共通点がある事も起用の後押しとなる材料だ。
シーズン当初は途中出場が多かった綱島だが、第13節以降は第18節を除き、すべて
先発となっており、今節の出場も問題はないはずだ。また、この記事を書いている時点
では人気も259位と全くの不人気であり、得点があれば高fpとなる可能性も大きい。
こうした点から今節のキャプはこの綱島とし、小休止前をいい形で締めくくる事ができる
と信じている。
2024年07月18日
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